結局 設計技術の差は図面の書き方に表れるよね。
なかなかブログを書く時間が取れませんが、今日は思っていることを。 大学の機械工学科ではなかなか”設計”を学ぶことが少ない。 なぜなら大学の先生は実際にモノを作ることは経験してないから。 もちろん4力学とかは把握しているので、こういう形がいいよねっていうのはわかるのですが、実際設計をすると大事なのは形じゃないんです。 3DCADの普及で、まあ新人とかでも簡単に形状を作成できるようになった。もちろんここにも熟練者と新人でレベルは異なるわけだが、いい本も出ている。それに最近では一から新規設計をする経験を持てる人も少なくなっているのでそこまで問題じゃなかったりする。 https://www.amazon.co.jp/%E3%82%81%E3%81%A3%E3%81%A1%E3%82%83%E3%80%81%E3%83%A1%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%82%AB-%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E8%A6%81%E7%B4%A0%E5%BD%A2%E7%8A%B6%E3%81%AE%E8%A8%AD%E8%A8%88-%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%81%E3%82%92%E6%B1%BA%E3%82%81%E3%82%8B%E3%81%AB%E3%81%AF%E7%90%86%E5%B1%88%E3%81%8C%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%AD%E3%82%93-%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8A%E3%82%84%E3%81%99%E3%81%8F%E3%82%84%E3%81%95%E3%81%97%E3%81%8F%E3%82%84%E3%81%8F%E3%81%AB%E3%81%9F%E3%81%A4-%E5%B1%B1%E7%94%B0-%E5%AD%A6/dp/4526078417 でも設計者のレベルが分かれるのは実は形状ではなく、その図面の中身。 これは大学の先生も知らないので学ぶことができない。 言語化された資料が圧倒的に少ない。寸法の入れ方ひとつで設計者がこの部品にはどういう機能を意図しているのか、何を大事にしているか読み取れるもの。 それが結構いい加減でもなんとかしてしまっているのが日本の加工技術者のすごさ。