ウェットコーティング理論
ウェットコーティングとは基材の表面を空気から液体へ置換し、液膜を乾燥させることで所望の構造・機能を有する薄膜を形成する技術です。紙、印刷、鋼板、フィルムなど様々な製品に用いられており、産業上重要な技術です。その品位とコスト競争力を高めるため各企業や研究機関で努力が続けられています。
そんなウェットコーティングですが、エンジンならエンジンの、翼なら翼の理論があるようにウェットコーティングならではの理論があります。マイナーかもしれませんがそれを少しずつまとめていきたいと思います。
1.コーティング欠陥の種類
塗布によって発生するもの
①空気同伴
②リビング
③リブレット
④気泡混入によるスジやホール
⑤横ダン状のムラ
⑥ムラ
⑦異物
⑧はじき
乾燥によって発生するもの
①ゆず肌
②風紋
③割れ
……いっぱいありますね。順にその説明と対処を記述していきます。
コメント
コメントを投稿